こころ・チャイルド・クリニック|広島市安佐南区伴南の小児科、予防接種、アトピー、喘息、子育て支援

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院長のひとりごと

男子バレーはリオオリンピックの出場権を獲得できなかった。よいチームだったと思うが、最も活躍が期待された石川と柳田が途中怪我のため戦力がダウンしたのは明らかだった。清水はともかく、福澤の活躍がみられなかったのは残念だ。これからの日本男子バレーに何が必要か…。高身長の若手を育成することが急務だ。外国勢の高さとパワーに対抗するためには、ミスをしない精度の高い破壊力のあるサーブと高いブロックを利用したアタックテクニックでは…。東京に向かって頑張ってほしい。

女子バレー世界最終予選
リオへの切符を取れて本当によかった。連日手に汗を握る試合が多かった。韓国戦はよくなかったが、タイ戦、イタリア戦、オランダ選は本当によく闘った。特に木村沙織の復調がうれしく、復帰した荒木絵里香の精神的支えが大きいように思った。長岡、迫田、島村らの活躍も頼もしかったが、今回は古賀紗理那の不調が残念だった。これからの選手なので、ぜひリオへ向かってチャレンジしてほしい。個人的には江畑がメンバーからはずれていて残念だったが、代表の座を勝ち取ってリオで活躍してほしい選手である。
ランキングの下のチームと接戦をしていて大丈夫なのか、という気にもなるが、チーム力を立て直してリオでまたメダルを…!

決して忘れることのでできないのが、ミュンヘンオリンピック男子バレーの準決勝、ブルガリア戦。小学校4年の9月8日、深夜で最後まで眠ることができなかったあの試合だ。負けるはずのない相手と言われていたのに、エース、ズラタノフのスパイクが炸裂、他の選手のコンビも絶好調で、日本は大苦戦だった。フルセットの末に大逆転。あの感動は忘れられない。途中母親に何度も早く寝なさい、と怒られながらも最後まで見続けたあの試合。そして、東ドイツに勝利して金メダルを獲得した。私はオールラウンドプレイヤーの嶋岡健治のファンだった。自分もあんなになりたい、と中学、高校のバレー部に属しながらいつも思っていた。今でも夢の中に嶋岡のようにプレーをしている自分が登場する。本当に夢の中だけの話…。

いつもはWOWOW、スカパーでダビングした映画を見まくっている映画好きの私だが、久しぶりに映画館に足を運んだ。“レヴェナント 蘇えりし者”-先日デカプリオがアカデミー賞主演男優賞を受賞した作品だ。狩猟中に熊に襲われ、置き去りにされ、息子を殺されて…。生き延びて復讐するサバイバルな物語なのだが、内容はともかく、デカプリオの圧倒的な存在感と演技は素晴らしかった。1997年のタイタニックは19年前のこと。41歳になりすっかりおじさんの体型になったが、卓越した演技派の俳優になったように思う。
映画館で見ると見終わった後の感動はより鮮烈で、心が洗われる気がする。できるだけ時間を作って足を運びたいものだ。

2008年にデビューしたイギリスのシンガーソングライター、アデル。2枚のアルバムのみでグラミー賞を8個も獲得し、昨年3枚目のアルバム「25」を発表した。曲調はカントリー調で、声はスモーキーだが、声量がある。高音は裏返って、特徴のある声だが、ライブを見ると、存在感のあるボーカリストだ。現在全世界で注目されているアーティストで、私もアルバムがでると、どうしても購入してしまう。今後も活躍を期待したい。

「大切なのはどれだけたくさんのことや偉大なことをしたかではなくて、どれだけ心をこめたかです。」これはマザー・テレサの心にしみてくるすばらしい言葉である。名誉や栄光を求めるのではなく、目の前にあることに心をこめること…。それが人からありがとう、と言ってもらえることにつながると、これほど幸せなことはない。これは生きることの原点かもしれない。心の中に挫折感や虚無感があるとしても、この言葉は癒してくれ、もう一度地に足をつけて生きてみようという気になる。

ワールドカップ男子バレーは6位に終わったが、日本はかなり強くなった。しかし、今後世界のトップレベルに打ち勝っていくためには、サーブミスをなくす、高いブロックに対するアタック技術をみがく、センターとパイプ攻撃を増やす、ブロックを強化するなどが必要と思われる。さらにレベルアップをというのは酷な話なのだが、オリンピックに出場して、メダルを取るためにはやむを得ない。
日本中が夢中になったこのワールドカップ。男子バレーの人気は急上昇したようだ。とにかく、夢と希望を与えてくれてありがとう。まずはお疲れ様でした。

ワールドカップ女子バレーは、残念ながらリオの切符はとれず、5位に終わってしまった。ディグやサーブもレベルアップし、古賀、長岡の活躍に加えて、センター線も健闘し、これからにつながる明るい材料もあった。木村沙織はかなり復活していたが、全盛期のミラクル沙織までは…。リオの切符をとりメダルを目指すには、木村沙織や迫田が完全復活すること、江畑のケガからの復帰がカギになりそうだ。キャプテンの重圧もあり大変だと思うが、もう一度ミラクル沙織に!

先日のなでしこジャパンの活躍は素晴らしく、惜しくも銀メダルだったが、帰国後の笑顔も爽やかだった。多くの人が夢をいっぱいもらえてありがとう、と思ったに違いない。私はふとミュンヘンオリンピック女子バレーの松村勝美さんの言葉を思い出した。金メダル奪回という至上命令、金メダル確実と言われながら、銀メダルに終わった。フルセットの素晴らしい試合だったが、彼女が最後に残した言葉は、「こんなメダルいらない。捨ててしまいたい。」だった。後で聞いた話だが、母親が「何言ってるの。銀メダルでもりっぱよ。」と言う言葉に、はっとして、救われた、とのことだ。勝負の世界は厳しい。結果が求められる。結果はどうであれ、よくやった、ありがとう、という声が、外から、中から聞こえてくれば、当の本人は救われるのだ。結果だけでなく、そこに至るまでの過程が大事なのだろう。

ボーカル好きの私は、ホイットニー・ヒューストンとマライア・キャリーのアルバムをデビューした時からもれなく買い続けた。ホイットニーでは、デビューアルバムの「すべてをあなたに」「All at once」、マライアでは、デビューアルバムの「Vision of love」が特にお気に入りだ。二人とも圧倒的な存在感と歌唱力で歌ってくれるのがうれしい。二人がデュエットした「When we believe」では、二人の声がよく似ていて驚いた。ホイットニーがいなくなってしまって、とても残念なのだが…。でも彼女たちが残してくれた歌はずーっと心の中に深く刻まれている。