2025/02/19
イ・サン
朝鮮王朝で最も波乱万丈の生涯を送ったとされる、第22代王・正祖(チョンジョ)の生きざまを描いた作品だ。父は謀反の濡れ衣を着せられ処刑されてしまう。民のための政治を行った祖父・英祖(ヨンジョ)の厳しい教育のもと、父を陥れた黒幕とその一派により、何度も廃位や暗殺の危機にさらされる。父が最後に残した「聖君になれ」という言葉を胸に、ソンヨンとテス、側近ホン・グギョンに支えられ、多くの困難を乗り越え、成長していく。悪者集団が徹底的にイ・サンをいじめ抜くので、はらはらどきどきだ。とにかく正室を始め、老論波の人たちの悪ぶりは半端なく、ストーリーにのめり込むと腹が立って、腹が立って…。
ソンヨンを演じたハン・ジミン。「ある春の夜に」「まぶしくて-私たちの輝く時間」「私たちのブルース」などの作品では、どちらかといえば、可愛らしい、キュートな印象だったが、本作品では落ち着いた理知的な女性で、その美しさは際立っていた。テスを演じたイ・ジョンス は、子ども時代の間抜けで頼りない印象とは大違いで、彫りの深い顔とがっちりした体格で、頼もしい力強さに加えて、純粋で心のきれいな人物を演じていた。主演のイ・ソジンも初めて出会ったが、なかなかよい味を出していて好感が持てた。ちょっと小栗旬に似てるかも…。全編を通じて、イ・サンを支えたソンヨン、テスとの心の絆は、本当に素晴らしかった。二人がいたからこそ、イ・サンは過酷な人生を生き抜くことができたのだと思う。
全77話で、やはり長かった……。そして、見応えのある作品だったと思う。