2015/04/21
中学校3年の時、国語の授業で、新聞のコラムをまとめて発表することになった。私の選んだ題目は、「日本語のすばらしさ」についてだった。日本語は比喩やたとえが多種多様で、語尾のニュアンスやイントネーションにより、細やかな感情表現をすることのできる言語である、といった内容だったように思う。発表の前日に、英語を担当しておられたドイツ人の先生に、日本語についての感想を聞いたのだが、彼は、「日本語は感情表現が豊かな分とても難しい。最も好きな言葉は、ありがとう、と言う言葉で、その響きといい、その中に含まれている意味といい、とても素晴らしい言葉だと思う。」とおっしゃっていた。
「ありがとう」という言葉は、私たちに幸せをもたらす大切な言葉である。38年も前にそのことを指摘されていたなんて…。